【活動報告】新宿区「女性の健康週間イベント」睡眠セミナー
3月4日に、女性の健康支援センター(新宿区四谷)で、新宿区在住・在勤・在学の方々を対象に「睡眠と健康」をテーマにお話しさせていただきました。
3月1日から3月8日までは「女性の健康週間」
厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定められています。女性の健康に関する知識の向上や女性の健康課題について、社会的な関心と理解を深めることを目的として、全国各地で様々な啓蒙活動やイベントが開催されています。
女性の健康支援センター 四谷保健センターでは、女性特有のがんをテーマにしたセミナーや健康づくりをテーマにしたミニセミナーが開催されました。
睡眠と健康の関係|睡眠の質を高める方法とは?
睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠があります。この両者のバランスが睡眠の質を左右しています。眠りにつくと、まずノンレム睡眠が始まり、次にレム睡眠が訪れ、再びノンレム睡眠に戻る。この繰り返しが約90~120分間隔でおきると言われています。ノンレム睡眠は、眠りにの深さによって1~3のステージに分かれており、なかでもステージ3のもっとも深い睡眠が「深睡眠」です。
ぐっすり眠れるというのは深睡眠がよくとれている状態のことです。この深睡眠は、眠りについてから4時間以内に多く発生し、時間が経つにつれて、深睡眠の時間は短くなっていきます。つまり、睡眠の質を高めるためには、眠りについてから4時間以内に深睡眠をとることが必要なのです。
睡眠の質を高めるためには「寝る前」の習慣が大切
朝をスッキリと迎えるためには「寝る前」の習慣が大切です。寝る前に呼吸法や軽いマッサージを取り入れることで、自律神経を整え、より良い睡眠につなげることができます。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という2種類の神経から構成されています。自律神経のバランスが乱れている方は、副交感神経のレベルが低く、交感神経が優位になっていることが最新の睡眠研究で分かってきています。
副交感神経には、体や脳を回復させる力があり、リラックスしているときや眠っているときに活発に働いています。つまり、寝る前にはリラックスして副交感神経が優位に働くようにすると、自然と眠れるようになり、ぐっすり眠れて、朝をスッキリ迎えることができるのです。
寝る前にオススメのストレッチや呼吸法について、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
健康な生活は良い睡眠から
健康づくりには、「運動」「栄養」「休養」の3つの要素が大切です。たとえ、良い運動を行ったとしても、日々の食事からの栄養補給が疎かになり、睡眠や休養をしっかり取らないと、健康的な毎日を過ごすことができません。睡眠は心身をメンテナンスし、毎日を元気に過ごすための重要な時間です。
今回セミナーにご参加いただいた皆さまの睡眠の質が上がり、健康的な毎日を送っていただけることを願っております。
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