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職場環境と体調不良の関係性は?原因と会社ができる対策を解説!

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職場環境と体調不良の関係性は?原因と会社ができる対策を解説!

 

会社の設備や衛生状況、上司や同僚との人間関係、勤務時間など、従業員を取り巻くあらゆる環境を「職場環境」と言います。職場環境が劣悪だと、頭痛や肩こり、めまい、睡眠障害などの体調不良や精神面の不調を引き起こす可能性があります。そのため、企業は従業員の心身の健康を守るための施策を行うことが大切です。今回は職場における体調不良の原因や体調・メンタル不調を予防する対策方法をご紹介します。

この記事を読むための時間:3分

職場における体調不良の主な原因

職場で引き起こされる体調不良の主な原因は4つです。

人間関係のストレス

会社の人間関係によるストレスは多くの人が感じている問題であり、離職理由の1位と言われることもあります。職場の人間関係は上司と部下など上下関係や利害関係、競争関係など多岐に渡るので、ストレスを感じる要因も増えてしまうのです。職場におけるハラスメント(いじめ・嫌がらせ)をめぐるトラブルや、ハラスメントを原因とする精神障害の発症も社会問題化しています。

長時間労働による疲労

長時間労働も体調不良を引き起こす原因です。「上司や同僚が残業しているのに、自分だけ帰れない」と残業に付き合わざるおえない状況や、人手不足や無理のある仕事スケジュールによって長時間労働が続くと、家に帰ってからも疲労が抜けきれず、身体に蓄積してしまいます。このような例は、長時間労働や休日労働を「無意識的に」強いている状況と言えるでしょう。その結果、体調不良やメンタルヘルスの不調が生じるのです。

職場環境が悪い

職場が暑すぎる・寒すぎる、湿度が高い、空気の入れ換えが不十分で空気が悪い、掃除が行き届かず不衛生であるなど、職場の物理的な環境が悪い場合も体調が悪くなりやすいと言えます。

仕事内容が自身の特性やライフスタイルに合っていない

仕事内容と自分の特性が合わない場合、知らぬ間にストレスを溜めてしまい、体調不良となって現れるケースもあります。また、少子高齢化が進むことで介護をしながら働く人や、育児をしながら働く人など、さまざまなバックグラウンドを持つ労働者が増えており、ライフスタイルに合っていない場合もストレスが溜まりやすくなるので注意が必要です。

職場の心身の不調を予防するには?

ゆったりくつろげる休憩所や衛生的なトイレなど福利厚生施設を整える

 

従業員の健康を守るためには、体調不良になる前に予防策を取り、職場環境を改善することが重要です。

職場環境を整える

従業員の健康は職場環境によって大きく左右されます。職場環境を整える事例を以下でご紹介するので、従業員が職場環境によってストレスを受けたり、体調を崩したりすることのないように職場環境を整えましょう。

 

  • 作業量を見直し、適正な量に調整する
  • ハラスメントの撲滅
  • ヒアリングなどを行い、適材適所になるようにする
  • テレワークやフレックスタイム制など働き方を増やして従業員が自由に選べるようにする
  • 仕事に対する評価方法が適正であるか見直す
  • 冷暖房設備や空気清浄機などを導入して物理的環境を整える
  • ゆったりくつろげる休憩所や衛生的なトイレなど福利厚生施設を整える
  • 仕事やプライベートの悩みごとを受け付ける相談窓口を設置する
  • 自己健康管理やセルフケアを促すために、健康についての社内研修などを実施する

 

 

いくら従業員がセルフケアに励んでも、職場環境が居心地よく、ストレスが少ない環境でなければ健康にはなれません。従業員によるセルフケア会社による職場環境の改善は、健康経営実現のための車の両輪のようなものです。

 

不調者の早期発見・対策を心がける

心身の状態は一度崩れてしまうと、健康を取り戻すまでに時間がかかります。また、場合によっては長期の休暇や医療費も必要となり、従業員と企業のどちらにも負担がかかってしまいます。そのため、不調がある従業員の早期発見と対応が大切なのです。以下の心身の不調によって起こりやすい変化を参考に、不調者の早期発見・対応に努めましょう。

 

  • 遅刻・早退・欠勤が増えた
  • ミスが増えた
  • 集中力がなくなった
  • 睡眠不足
  • 食欲がない
  • 口数が減った
  • 笑顔が少なくなった
  • 表情が暗くなった

 

従業員が体調不良になる背景の多くに、長時間労働やハラスメント、職場の人間関係の問題が存在します。職場の問題点が何なのかを明らかにして、大きなトラブルが発生しないうちに真剣に改善方法を考えていきましょう。

職場環境を整えて従業員の健康を守ろう

従業員の体調不良やメンタルの不調は、職場環境を整えることで予防・改善につながります。職場環境を整えることは、健康が守れるだけではなく、労働生産性の向上や離職率の低下にもつながります。従業員へのアンケートなどで改善点を探し、働きやすい職場環境づくりを目指していきましょう。

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この記事を書いた人

伊藤彰浩

株式会社MEDI-TRAIN代表取締役。
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/理学療法士。
健康経営エキスパートアドバイザー。
スポーツ整形外科でトップアスリートや子どもから高齢者まで幅広い年代に向けたリハビリテーションを経験。
現在は、首都圏を中心にアスリートや産前産後の女性のリハビリテーション、コンディショニングを行っている。
その他、企業の健康経営サポートや医療・介護福祉施設でのリハビリコンサルティングも行っている。

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