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健康経営エキスパートアドバイザーとは?概要や取得のメリットを解説

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データを基にアドバイスする健康経営エキスパートアドバイザー

 

近年注目されている健康経営を効果的に実践するためには、幅広い知識やスキルを持った人材のサポートが必要不可欠です。自社の課題に向き合い、健康経営に本格的に取り組もうと考えている担当者の中には、健康経営に関する資格の取得を検討している方もいるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、健康経営の適切な実践をサポートすることができる「健康経営エキスパートアドバイザー」という資格について解説していきたいと思います。

この記事を読むための時間:3分

健康経営エキスパートアドバイザーって何?

健康経営エキスパートアドバイザーという資格はどのようなものなのでしょうか?概要をご紹介します。

健康経営とは

健康経営エキスパートアドバイザーについて解説する前に、健康経営について簡単に説明します。健康経営とは、『従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する経営手法』と定義されています。どのようなことかというと、企業にとって従業員はなくてはならないものであり、従業員の健康は企業としての成長や利益にも繫がることから、従業員の健康管理を「投資」の一部として捉えるという考え方です。

 

つまり、企業にとって健康経営の取り組みとは、従業員の健康保持・増進の取り組みが従業員のパフォーマンスを高めるとともに、人材の確保や定着を促すといった人材面に着目した「投資」の位置づけが大きく、最終的な目的は企業としての価値の向上や業績向上にあるということ。健康経営に取り組む企業はここ数年で大幅に増加しています。

健康経営エキスパートアドバイザーとは

健康経営エキスパートアドバイザーとは、健康経営に取り組む中小企業に対して課題や改善案の提示や計画策定などの実践支援を行う専門人材を育成する資格制度のことで、2018年にスタートしたばかりの比較的新しい資格です。

 

受験資格も設けられており、実際の取り組み支援を想定したワークショップ研修も行われるなど、資格の取得には経営や健康に関する高度なリテラシーが求められます。初級の資格として存在する『健康経営アドバイザー』に比べ、企業に対してより具体的で実践的な提案ができるようになります。

健康経営アドバイザーとの違い

健康経営アドバイザーとは、「健康経営人材の育成・活用を促進」することを目的として2016年にスタートしたプログラム。受講すれば誰でも取得することができる汎用性の高い資格です。健康経営アドバイザーの役割が健康経営の普及・啓発であるのに対し、健康経営エキスパートアドバイザーの役割は企業の取り組みをサポートすることにあります。健康経営優良法人の認定取得にも対応できるように、認定要件に基づく事前の取り組み状況のチェックと、そのうえで今後の取り組み方法についてのアドバイスができます。

 

よって、課題の抽出から改善のための戦略まで関わる領域の幅が大きく、より専門的な知識やスキルが必要になります。

健康経営エキスパートアドバイザーを取得するメリット

健康経営エキスパートアドバイザーを取得するメリットは、以下の通りです。

 

  • 課題を明確にすることができる…「健康経営診断」により、現況の確認と企業が抱える健康課題を抽出することができます。
  • 具体的な改善策を立てることができる…適切な改善策を提示し、具体的な実施計画を立てることができます。

 

健康経営エキスパートアドバイザーはどんな人におすすめ?

健康経営エキスパートアドバイザーはどんな人におすすめ?

 

人生100年時代と言われ、働き方改革による労働環境の見直しも推奨されている今、今後ますます重要性が高まってくる健康経営エキスパートアドバイザーは、

 

  • 自社の健康経営を引っ張っていこうと考えている人
  • 健康経営を専門としたコンサルタント
  • 健康経営の普及を目的とするセミナー講師
  • 労働環境から健康を意識することの重要性を伝えたい人

 

このような考えを持っている方には特におすすめできる資格です。気になった方はまず健康経営アドバイザーの資格から調べてみましょう

健康経営エキスパートアドバイザーの取得方法

健康経営エキスパートアドバイザーを取得するためには研修を受講しなければなりませんが、以下の2つを満たしていなければ受講することができません。

 

  • 健康経営アドバイザーの資格を持っている
  • 所定の資格または概ね1年以上の実務経験を有していること

 

所定の資格とは、中小企業診断士、社会保険労務士などの経営・労務の専門家のほか、産業医、保健師、看護師、健康運動指導士、理学療法士、管理栄養士などの医療・健康の専門家、あるいは産業保健、健康保険組合など健康経営に関連する業務に一定の経験がある方。

受講資格の詳細は、東京商工会議所のホームページにて確認することができます。

 

東京商工会議所HP

まずは健康経営アドバイザーからチャレンジしてみよう

健康経営エキスパートアドバイザーになることができれば、健康経営の普及に向けてより具体的で実践的な提案が現場レベルで行えるようになります。従業員一人ひとりの健康を考えている経営者や人事の方、労働環境から意識を根付かせ日本を健康にしたいと考えてる方は資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

伊藤彰浩

株式会社MEDI-TRAIN代表取締役。
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/理学療法士。
健康経営エキスパートアドバイザー。
スポーツ整形外科でトップアスリートや子どもから高齢者まで幅広い年代に向けたリハビリテーションを経験。
現在は、首都圏を中心にアスリートや産前産後の女性のリハビリテーション、コンディショニングを行っている。
その他、企業の健康経営サポートや医療・介護福祉施設でのリハビリコンサルティングも行っている。

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