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働き方改革で朝礼は廃止するべき?朝礼のメリットと成功のコツを解説

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会社での朝礼のイメージ

 

多くの企業で毎朝行われている朝礼。しかし、働き方改革によってテレワークなど働き方が多様化している今、朝礼は無駄と判断して行わない会社も現れつつあります。しかし、朝礼は廃止することで大きなデメリットが生じる場合もあります。

 

そのため、朝礼は廃止するのではなく、意味を感じられるようにポイントを抑えることが大切なのです。今回は朝礼を廃止するデメリットと、意味のない朝礼にしないためのポイントを解説します。

この記事を読むための時間:3分

朝礼は無駄と答える人は多数!デメリットばかりなのは本当?

2017年に全国の新入社員に対して行われたアンケートでは、無駄だと感じる仕事時間の1位が「朝礼」でした。また、朝礼を行っている会社の就業している人に朝礼の必要性について質問したところ、約4割もの人が「不要」と答えたデータもあります。このように、朝礼は無駄である、なくても困らないと考える人は多く、その理由としては「マンネリ化している」「スピーチのネタを考えるのが面倒」と言った声が挙がりました。

 

しかし、朝礼には「業務目的の明瞭化」「社内のコミュニケーションの促進」「社員のモチベーションの向上」「スピーチ力・傾聴力のアップ」といったメリットがあります。朝礼を廃止してしまうと、これらのメリットの効果を受けられなくなるばかりか、デメリットも生まれます。つまり、問題は朝礼そのものではなく、これらのメリットを活かせないことにあるのです。次から朝礼を廃止するデメリットと、メリットを活かす朝礼のポイントを解説します。

朝礼を廃止するデメリット

朝礼を廃止する2つのデメリットを解説します。

情報が共有されにくくなる

朝礼の大きな目的の一つが「情報の共有」です。朝は多くの社員が集まりやすい時間帯なので、朝礼は情報の共有に最適な時間です。パソコンなどのツールが発達した現在では、メールなどで情報を発信すれば良いと考える人もいるでしょう。

 

しかし、メールでは見逃してしまったり、確認のタイミングが遅れてしまったりする可能性があります。その点、朝礼ではその場にいる人に確実に情報を伝えることができるので、重要な情報は朝礼で共有するべきです。

社員同士のコミュニケーションが薄れる

朝礼はコミュニケーションを高める重要な場でもあります。挨拶やスピーチ、ディスカッションを行うことで、自身がきちんと会社の一員であることを意識したり、仲間とのつながりを感じたりすることができます。しかし、朝礼がない職場では、コミュニケーションを図る時間が取りにくいので、まとまりがない雰囲気になりがちなのです。

朝礼を意味のないものにしないためのポイント

朝礼を意味のないものにしないためのポイント

 

無駄と思われない朝礼にするための3つのポイントを解説します。

朝礼の意義を全員が理解できるようにする

朝礼を廃止するデメリットについて解説しましたが、実は多くの人が朝礼をする意義を理解していません。そのため「やらされ感」が強く、朝礼=意味がないと考えてしまっているのです。そもそもなぜ全員が集まり、貴重な時間を使って朝礼をするのか、その意義を社員に伝えることが大切です。

司会・スピーチは当番回りにする

毎朝同じ人が司会やスピーチをする朝礼は、参加者は一方的に話を聞くだけになってしまうので、マンネリ化しがちです。マンネリ化を防ぐには、司会やスピーチは当番制にして、全員が朝礼に参加するようにしましょう。

 

自身が司会やスピーチをする立場が回ってくると思えば「どうすればスムーズに進行できるか」「どのようなスピーチをすれば良いか」と考えるようになるので、主体的に朝礼に参加するようになるでしょう。

発表後には拍手などのリアクションを送るようにする

司会やスピーチを当番制にしても、発表後になんのリアクションもないと当事者は「今のスピーチ、いまいちだったかな?」と不安を覚えたり「司会やスピーチ当番が嫌だな」とストレスの元になったりしてしまいます。発表後には参加者に拍手を送るなど、リアクションの呼びかけを行いましょう。リアクションがあることで、当事者が自信を持ったり、次も頑張ろうと意欲が湧いたりとポジティブな感情につながります。

朝礼を廃止する前にやり方をもう一度考えてみよう

朝礼は時間の無駄、意味がないと考える人は多いもの。しかし、ポイントを抑えることで社員のモチベーション向上や、スピーチ力・傾聴力アップと言ったメリットを得ることができます。朝礼を廃止する前に、成功のポイントを抑えられているか考えてみてください。

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この記事を書いた人

伊藤彰浩

株式会社MEDI-TRAIN代表取締役。
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/理学療法士。
健康経営エキスパートアドバイザー。
スポーツ整形外科でトップアスリートや子どもから高齢者まで幅広い年代に向けたリハビリテーションを経験。
現在は、首都圏を中心にアスリートや産前産後の女性のリハビリテーション、コンディショニングを行っている。
その他、企業の健康経営サポートや医療・介護福祉施設でのリハビリコンサルティングも行っている。

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