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産休後に復帰しやすい職場の特徴とは?職場環境の整え方も解説

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産休後の復帰に向けて家でにこやかに仕事をする女性のイメージ

 

働き方改革により女性の活躍推進が叫ばれ、女性自身からも「出産後も働きたい」という声が多く聞こえる今、従来は結婚や出産のために退職することが多かった女性が、産休後も働き続けられる環境を整えることが重要となってきました。今回は、産休後に復帰しやすい職場の特徴と職場環境の作り方を解説します。

この記事を読むための時間:3分

産休後に復帰しやすい職場の特徴

産休・育休後も仕事に復帰しやすい職場の特徴2つをご紹介します。

産休・育休後に復帰した社員が他にも多くいる

職場に出産・育児を経験した女性社員がいることは、子育てが初めてであったり、仕事にきちんと復帰できるか不安があったりする新米ママにとって心強さを感じられる存在です。先輩ママ社員から事前に子育ての知識や経験を共有してもらったり、困ったことがあれば、すぐに相談できたりする環境があることで、新米ママ社員も安心して働きやすくなります。

子育てに対して上司や周りの人も理解がある

働く上で職場での人間関係は非常に重要です。上司や同僚など周りの人が育児に対して理解がない状態では、子どもが病気やケガなどトラブルがあった際にサポートが受けられず、働き続けるのは難しくなってしまいます。

 

普段から社員同士がコミュニケーションを取り合い、困った時に相談しやすくなるようにレクリエーションを開くなど交流の場や機会を作りましょう。また、社内報などで育児と仕事についての情報を発信するのも有効な手段です。

産休・育休後も復帰しやすい職場環境の作り方

産休・育休後も復帰しやすい職場環境の作り方を見てみましょう。

子育て支援の制度やプログラムを導入・改善する

復帰後の女性社員が育児と仕事を両立し、調和のとれた働き方ができるようになるためには、支援制度の導入が欠かせません。「短時間勤務」「テレワーク」など勤務時間を選べるようにしたり、自社に保育所を設置したりと、働きやすい環境を整えることが大切です。また、現在導入している制度が十分であるかもアンケートなどで調査して改善を行いましょう。

男性の育休制度も整える

育休や子育て支援というと、女性が取るものと思われがちですが、2022年4月に法改正が行われ、男性に対しても育休取得の周知や意向確認が義務化されるなど、男性も育児に積極的に参加するように促す取り組みが国を挙げて行われています。しかし、実際に育休を取得する男性は1割程度と言われており、まだまだ一般的には浸透していないのが現状です。女性に対する支援だけではなく、男性向けの支援制度も充実しているか見直してみましょう。

 

また、男性の育休制度があっても、取得しづらいと思い込み、申し出るのをためらう人もいます。社内に、育休取得促進のためのプロジェクトチームを設置するなどして、男性が育休を取りやすい職場環境を作ることも大切です。

ワーキングマザーの上司の不安も解消する

産休や育休から職場に復帰する際は、女性社員本人だけではなく、女性社員の上司のフォローも大切です。特に、初めてワーキングマザーを部下に持つ場合、部下のフォローやマネジメントの仕方が分からなくて戸惑ってしまうという人は多いもの。部署に丸投げするのではなく、人事を混ぜて三者面談をしたり、事前にワーキングマザーへの接し方の研修を開催したりして、上司の不安も解消しておきましょう。

産休や育休後に復帰しやすい職場作りをしよう

産休後の仕事復帰は、勤務時間や職場の理解度、子どもの預け先などがネックとなり実現するのは簡単なことではありません。そのため、復帰の意思があっても諦めなければならない女性は多くいます。

 

今までキャリアを積み上げてきた女性が、出産や子育てを理由に退職せざるおえない状況になるのは、本人だけではなく企業にも痛手となります。企業は産休や育休後も女性が安心してイキイキと働けるように、職場環境を整えていきましょう。

この記事を書いた人

伊藤彰浩

株式会社MEDI-TRAIN代表取締役。
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/理学療法士。
健康経営エキスパートアドバイザー。
スポーツ整形外科でトップアスリートや子どもから高齢者まで幅広い年代に向けたリハビリテーションを経験。
現在は、首都圏を中心にアスリートや産前産後の女性のリハビリテーション、コンディショニングを行っている。
その他、企業の健康経営サポートや医療・介護福祉施設でのリハビリコンサルティングも行っている。

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