美容×福祉×ヘルスケアの掛け算で生まれる新しい可能性
8月31日に、HONDA AVEDA(テラスモール湘南店)にて、HONDA AVEDA様、株式会社ぐるんとびー様、弊社の三社で合同研修会を開催しました。
美容、福祉、ヘルスケアと業界の垣根を越えた本研修会は、今回で3回目の開催となります。
「人が人に触れる、触れられる」ということを考える
今回は、前回の続編でHONDA AVEDAの美容師様に「タッチングの実践(頚部編)」というテーマでお話させていただきました。
これまでの研修では、タッチングを通して他者とのつながりを感じたり、タッチングを通して呼吸やリズムを感じるワークを行ってきました。
ヘッドスパで、気持ちがほっとくつろいで、心と体が緩んで癒されるということにも理由があります。タッチングが適切に行われると、触れられたことによる心地よい刺激が、様々な神経経路で脳内に作用していきます。脳が心地よさを感じることで副交感神経のはたらきが促されます。これがリラクゼーションが起きているときの状態です。
本研修では、頭頚部の解剖学やタッチングのポイントをお伝えし、「触れる」ということを深堀していきました。人の手で触れることで感じる癒しや人とのつながりは、皮膚を通したコミュニケーションであり、「触れる」というケアでもあります。
触れることで全身に起こる変化や気づきを皆さんで体感し、触れることの奥深さについてお伝えさせていただきました。
「専門性の掛け算」で生み出す新しい可能性
株式会社ぐるんとびー代表の菅原氏からは、介護職だけで「ケア」をする時代ではなくなっている。そもそも、「ケア」には「気にかける」という意味もあり、お客様を大切に思い、サロンワークをされている美容師さんたちも、まさに普段から「ケア」をされているというお話をいただきました。
ケアは福祉の世界だけではなく、専門性が異なるだけで、美容業界の方々もケアをしています。
株式会社ぐるんとびーの場合、「みんなが“ほどほど幸せ”になるために」「生活が楽しいから人は元気になる」ということを掲げ、地域のつながりをつくりながら、介護事業を展開しています。
「人が幸せに生きていくためには?」という、お互いが目指している上位概念に向かって、福祉の視点や介護の専門性に、美容やヘルスケアの専門性を掛け合わせることで、新しい価値が生まれていくと考えています。
本研修会にご参加いただいたHONDA AVEDAの皆さま、ぐるんとびーの皆さま、ありがとうございました。
前の記事へ
次の記事へ