【活動報告】眠りの質を改善!睡眠セミナー
9月25日(水)に、社会福祉法人いきいき福祉会様にて、職員様を対象にした健康経営ワークショップ「眠りの質を改善!睡眠セミナー」を開催しました。
更年期世代の睡眠の症状と対策
女性職員様の多い職場ということもあり、女性のライフステージとエストロゲンの変化、更年期の睡眠についてお伝えしました。
更年期世代の方で、睡眠に関して何らかのお悩みをお持ちの方は多いです。
- なかなか寝つけない
- ホットフラッシュやほてりで夜中に起きてしまう
- 朝起きた時から疲れている
など、実は女性ホルモンが大きく乱れる更年期は、睡眠トラブルを起こしやすい のです。
しっかり眠れないために、他の更年期症状も強くなるという負のスパイラルにお悩みの方も多くみられます。
さらにこの世代は、思春期のお子さんのこと、管理職やリーダーなど責任ある立場にいる、 親の介護など、何かとストレスフルな環境に置かれがちです。
また、更年期症状に影響を与えるのは、 女性ホルモンの低下だけではなく、生活背景も大いに影響します。
そこで、今回の研修では、更年期のしくみ、更年期に現れる症状、自律神経を整える生活習慣のポイントについてお話をしました。
私は、婦人科クリニックにも勤務してしていますが、更年期の方の保健指導を行っていると、「朝はバタバタで食べる時間がないので、 会社に着いておやつとコーヒーで午前は乗り切ります!」「甘いもの好きです。良くないとはわかってるけど、 それだけがストレス解消なんです。」「太りやすくなったので、なるべく食べないように抑えてます。」
そのようなお声がよく聞かれます。
わかります、その気持ち!と激しく共感しながらも、その何気ない習慣の積み重ねが「 病気ではないけど不調」を引き起こしかねません。
辞書によると、更年期の「更」は「かわる、かえる、 あたらしくなる」という意味です。
更年期に現れる症状に向き合ってみると、 これまでの生活習慣の見直しポイントが見えてきます。閉経を挟んだ10年間にもおよぶ更年期は、 ゆっくりとこれまでの自分の振り返りをする期間とも言えますね。
今回の睡眠セミナーでは、そのようなことを感じていただけたなら嬉しく思 います。
ワークショップにご参加いただいいた皆さま、ありがとうございました。
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