ニデック永守会長の成しとげる力とお母さんの母力
11月25日(土)に、お母さん大学「成しとげる母力」の方々と一緒に、ニデック株式会社の創業者である永守重信会長に会いに、京都本社へ行ってきました。
世界最大の総合モーターメーカー・ニデックの礎
ニデック株式会社(旧:日本電産株式会社)は、1973年に4名で創業し、今やグループ従業員は世界11万人以上を超える世界一の総合モーターメーカーです。
本社ビルの1階には、創業当時のプレハブ小屋がそのままの姿で展示されており、巨大企業の原点であり、創業時から受け継がれている永守会長の大きな志と会社の歴史を感じることができました。
まず、人事部の田端様より、創業時は「お金もない、土地もない、人もいない、知名度もない、ないない尽くしで始まった」「太陽は表面温度が6000度、永守会長は太陽より熱い6001度です」という、創業当時のお話や永守会長への想いを聞かせていただきました。
優れたリーダーシップを持つ方は、社員の「アタマ」ではなく、社員の「心」をつかむことができるかを第一に考えていますが、田端様の「心」は「生涯ニデックに捧げる」という覚悟と愛社精神に溢れていました。
すぐやる、必ずやる、出来るまでやる。1番へのあくなきこだわり
ニデックの三大精神「情熱、熱意、執念」「知的ハードワーキング」「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」の中でも、特に感銘を受けたことが「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」という、徹底したスピードへのこだわりと、粘り強くチャンスをつかみ取る執念。
目の前にチャンスがきたら、「できるか、できないか」ではなく、「やるか、やらないか」で即断・即決し、やると決めたら必ずやる。永守会長が大切にしている、チャンスをつかみ取るための基本精神を教えていただきました。
また、永守会長の著書「成しとげる力」の中で、「一番をめざせ」「一番以外はビリと同じ」という強烈なメッセージが綴られていますが、後半の質問コーナーの時間で「一番をめざすこと」の深い意味を説明していただきました。
ホンダの創業者・本田宗一郎氏やパナソニックの創業者・松下幸之助氏といった、日本を代表する経営者の有名な逸話でもあるように、創業当初のまだ小さな町工場のときから「世界一」を目指し大きく発展したように、永守会長も創業時から「世界一」「1兆円企業になる」ということを従業員様に熱く語り続けてこられたそうです。
大げさであっても、たとえはじめはホラに聞こえたとしても、大義名分や志、大きな夢を描くことは必要だと感じました。
母の慈悲と母力
今回、ニデック訪問のきっかけをつくってくださったのは、お母さん大学のプロジェクト「成しとげる母力」の32人のお母さん達の想いが集結し、私もご一緒させていただくことができました。
全国のお母さん大学生が京都に集結し、ニデック本社を訪問し、永守会長にお会いするということは、普通では考えられないことです。普通では考えられないことを実現する「成しとげる母力」のお母さん達の「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」という母力はすごいです。
永守会長のお話の中で、何度も出てきたお母様とのエピソード。
「一番をめざす」という強い心を永守会長に植えつけたのは、お母様の影響が大きいそうです。「お母さんだけは味方でいてくれる」という安心感は、何歳になっても心の拠りどころになります。
会長室の窓は、お母様が眠る墓地の方向を向いていて、つねにお母様に見てもらうつもりで仕事に励まれているそうです。
母の慈悲、愛情は、子どもの健全な成長に欠かすことのできないものです。
「お母さんの幸せが子どもの幸せにつながる」
だから、お母さんを元気にしたい。
そのためにも、もっとお母さんのことを深く知りたいと思います。
ご多忙の中、お時間を割いてくださった永守会長、ニデック様の手厚いおもてなしに深く感謝申し上げます。
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