なぜ、産前産後ケアが必要なのか?
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お産は交通事故にあったような体になると言われていますが、ママ達はホルモンの影響もあって、産後ハイになることもあったり、スタスタ歩いたり、割と元気に見えることもあります。
しかし、身体の中では更年期に突入するくらいホルモン量はがくんと減り、10ヶ月間伸びた子宮が戻り、ドスンと内臓が落ちてきます。
お好み焼き大の胎盤が剥がれ落ち、悪露という出血が約1ヶ月も続きます。
お好み焼き大の傷が見えるお腹や表面にあったら、きっと、まわりは大丈夫?休んでおいた方がいいよ!ってなりますよね。
そして、赤ちゃんがでてくる子宮の入り口や会陰という出口部分も傷ができたり、赤ちゃんやママの状態によっては、会陰切開といって医療用のハサミで切って、赤ちゃんを早く体外へ出すという処置も行われます。産後はトイレに行くのも怖かったり、座るたびにズキズキします。
プラスで、赤ちゃんのお世話が始まります。授乳も練習が必要ですし、おっぱいも切れたり、張ってきて乳腺炎になることもあります。
肩こり、腰痛ももれなくセットです。
1時間~3時間ごとの授乳に加えて、おむつ交換、そのスキマに家事、自分の睡眠、上の子のお世話や送り迎えなど。
からだの見えないところは、まだ回復していないのにやるべきことがありすぎます。
小さな命を守る責任感も大きく、体や心が追いつかない時もたくさんあります。
そんなとき、産後にママの体の状態をしっかりと理解したサポートをしてくれる家族や支援があれば、ママがしっかりと休めて育児に集中できます。
そして、産前からしっかりと出産・産後に向けた準備をして、体のダメージが少なければ、スムーズに育児にとりかかることができます。
体だけではなく、自分以上に心配な我が子のため、ママはたくさん悩みます。
心も落ち着きません。
家族だけではなくて、まわりに安心して相談できる環境があること。
相談しなくても、いつでも相談できるんだという安心感があることが心の余裕につながります。
産前産後に関する情報は、ネットでも調べられますが、誰かに話をすることで安心したり、腑に落ちたり、スッキリすることもたくさんあります。
人生のターニングポイントの産前産後でのケアが、体の健康のこと、心の持ち方、子育てなど一生に通じることもあります。
たくさんの支援や愛を受けたママが元気に楽しく過ごせれば、より子どもたちも幸せに生きていけると思います。
お産に向けてできることは、たくさんあります。
そして、産前産後のケアを全妊産婦さんが気軽に受けられるように。
未来を担う大切な子ども達を命懸けで産んでくれるママ達や、その家族への支援が多くなってくれたらと願います。
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