神奈川大学で講義をさせていただきました
社会福祉法人いきいき福祉会 理事長であり、神奈川大学非常勤講師を務める小川泰子さんにお声掛けいただき、神奈川大学法学部の学生さんに講義をさせていただきました。
講義のテーマは『神奈川大学学生に今、伝えたいこと~「はじめの一歩」と「一歩の価値」~』というテーマでお話させていただきました。
講義の前半は、人間の3大運動(呼吸、歩行、立ち座り)の一つである「歩行」について、実技を交えてレクチャーさせていただきました。
普段の何気ない「一歩」を見直し、「一歩の価値」を感じることで、自分の「一歩」を愛せるようになる。
つまるところ、それが自覚的健康感を高めるきっかけになり、自身のカラダと対話し、自身のカラダの取扱説明書を手に入れることにつながると考えています。
そして、後半は「妊娠期・産後女性のケア」について、妊娠-出産時に母体に何が起きて、妊娠期・産後にどのようなマイナートラブルが起きるのかということをお話させていだきました。
今回、講義を受講してくれた学生さんも、いつかはお父さん、お母さんになる日がくると思います。
その時に、今回の講義内容が何か少しでもお役に立てれば幸いです。
日本ではまだ産前産後ケアの取り組みは遅れています。
産前産後ケアが当たり前の文化になり、お母さん達が安心して妊娠-出産-子育てできる社会を目指し、今後も普及・啓発活動を続けていきます。
学生さん達のご感想
- 普段の歩き方や自分の姿勢、重心などを知り、どのような歩き方が良いのかや、普段の歩き方の特性を自覚することができ「一歩」の大切さを感じました。
- 「一歩の価値」ということをお話ししていただいたが、一歩に対する感覚が変わった。日頃から足部8点支持を意識して歩こうと思った。
- 産前産後ケアのお話が印象に残りました。これは、もしかしたら自分も直面するかもしれない問題なので、他人事だと思わずに受けとめるべきだなと思いました。まわりの環境、体調、子育ての大変さなど、様々な理由で産後うつになってしまったり、出産中に命を落としてしまったり、ある種、母親になるというのは多くの命の危険と隣合わせなのだと感じました。その中で、それらをケアする事業が存在するのはとても有難いことだなと感じました。
- Twitterで産後に髪の毛がごっそり抜けた人や、体重が妊娠中と変わらない人など、いろんな実況レポを見たことがある。命を10月10日ずっとかかえて守ってきたお母さん。産後も赤ちゃんのお世話などで大変だと思うので、産後うつになるのはある意味当たり前だ。その産後ケアを中心としたサービスを打ち出しているのはすごい。もし機会があれば利用、もしくは他の人に話してみたい。
受講生一人ひとりから素敵なご感想をいただき、今後の活動の励みにもなりました。
神奈川大学法学部の学生さん、神奈川大学非常勤講師の小川さん、ありがとうございました。
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