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健康経営における業務の可視化の重要性とは?メリットや手順もご紹介

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業務を可視化して効果的な健康経営に取り組む職場

 

ビジネスシーンにおいて、業務の可視化という言葉を聞いたことがあるという方も多いと思います。可視化することで問題的に気付きやすくなり、解決策を見出したり改善策を効果的に実施しやすくなるというメリットがありますが、実はこの可視化は健康経営にとっても重要な要素だと言えます。

 

そこでこの記事では、健康経営における可視化の重要性について解説していきたいと思います。

この記事を読むための時間:3分

健康経営は生産性向上のキーポイント

近年注目を集めている健康経営は、実は生産性向上のキーポイントだと言われています。企業において従業員の健康は大きな資産であり、従業員の健康に投資することは、企業にとって多くのメリットを生み出します。生産性を高めるためには、当然のことながら従業員が健康でなければなりません

 

出社してもストレスや体調不良などの理由からパフォーマンスが低下している状態では、労働損失(労働生産性の低下による経済的損失)につながります。従業員の健康状態・生活習慣は労働生産性と密接にかかわっています。

効果的な健康経営における可視化の重要性とは

従業員の健康維持を経営的な視点で捉えた健康経営において、可視化はとても重要です。それは、生産性の向上につながる従業員の健康を適切にマネジメントするためには、現状を把握する手段として健康課題を可視化する必要があるからです。

 

健康課題の可視化には、該当する項目数によって健康リスクを低・中・高リスクに区分する「健康リスク評価」などの手法が用いられます。また、近年、健康に関するさまざな情報(歩数、カロリー計算、睡眠時間など)を可視化できるツールが開発されています。各従業員の健康増進への取り組み度合いを計測・測定したものを収集、分析、フィードバックする仕組みをつくり、継続して支援していくことが重要になります。

業務を可視化するメリット

健康課題の可視化だけでなく、業務の可視化もまた、企業の生産性を高めるポイントになります。業務を可視化するメリットは主に以下の4点。

 

  • 現状の課題を把握できる
  • 業務内容を効率的に共有できる
  • リスクやミスを減らすことができる
  • コストの削減につながる

 

業務を可視化することで、従業員一人ひとりが具体的にどのような行動をすべきか判断しやすくなります。また、従業員が共通認識を持つことができるため、プロジェクトの参加意識が高まり、企業全体の生産性向上が期待できます。

業務を可視化するための手順

業務の可視化は、3つのステップで行うとスムーズです。業務を可視化するための手順は以下の通り。

ビジョンや戦略を可視化する

企業活動においてのビジョンは、経営理念や目標を達成した先の実現したい未来と定義することができますが、ビジョンは社員によって受け止め方が違う場合があります。そのため、ビジョンを明確に、可視化することで、実現のための戦略を共有することができます具体的には、以下のような施策が有効です。

 

  • 会社のビジョンを明文化する
  • 中期計画や長期計画を策定し公開する

 

課題を可視化する

次のステップは、問題の把握と課題の設定です。例えば「受注が減った」という一つの事象に対して「新規顧客の開拓」「営業の強化」などさまざまな課題を設定し、優先順位をつけて今やるべきことを明らかにしてくことが必要です。

進捗状況を可視化する

3つ目のステップは進捗状況の可視化です。設定された課題がどの程度進んでいるか把握・管理することで、次にどのような手を打つべきかを的確に判断することができるようになります。具体的な施策は以下の通り。

 

  • 週単位で数値を集計し幹部に共有する
  • 報告、連絡、相談の基準が明確になっている
  • 会議の体系が整理され適切に運用されている

 

健康課題と業務の可視化で効果的な健康経営を目指そう

生産性を高めるためには健康経営を効果的に推進することが必要不可欠です。そして効果的な健康経営の実現には、「可視化」が重要なポイントになります。健康課題の可視化だけでなく、業務の可視化を進めることで、従業員が自発的に考え、問題解決できるような組織づくりを実現することができます。可視化の重要性を再確認した上で、効果的な健康経営を進めていきましょう。

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    この記事を書いた人

    伊藤彰浩

    株式会社MEDI-TRAIN代表取締役。
    日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/理学療法士。
    健康経営エキスパートアドバイザー。
    スポーツ整形外科でトップアスリートや子どもから高齢者まで幅広い年代に向けたリハビリテーションを経験。
    現在は、首都圏を中心にアスリートや産前産後の女性のリハビリテーション、コンディショニングを行っている。
    その他、企業の健康経営サポートや医療・介護福祉施設でのリハビリコンサルティングも行っている。

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